私は下戸ですがぐい飲みは大好きです。飲めない人が作ったぐい飲みは面白くないときいたことがありますが、いろいろと作り続けています。
私が好きなのは粉引の器です。粉引とは基本的に赤土系統の土で形を作り、素焼きをする前に粉引用に作られた白土をかけます。器をうすく作っていないと白土の重さ、釉薬の重さが加わりますのでできあがりが重くなります。しかし、うすく作って半乾きの状態で白土をかけますので水を吸って崩れてしまいます。そのくずれを防ぐためには白土をかけてすぐドライヤーで乾かす等の工夫をしなければなりません。
また、白土も工夫をしたものを使わないとちょっと何かにふれるとはがれます。これには混ぜ合わせる土の工夫も必要になってきます。
粉引ぐい飲み 大(7.5㎝・中(7㎝)・小(6.2㎝) 高さいずれも3.2㎝
高台3.4㎝~2.8㎝
真ん中のものはつや消しになっています。白土は自作、釉薬は対馬の灰と対州長石のみで作りました。弱還元で焼いていますので少し緑色がでています。
今日は朝からロクロを回し、筒状のぐい飲みを約50個ほど作りました。今日作ったものには自作の黒釉をかけるつもりです。以前作ったものを見直していたとき良くできていたものがあったので、同じように作ってみました。
今日は1日中雨だったので乾燥が遅く、高台削りは明日になりそうです。
昼から古い茶碗を見てみないかと友人から誘いがあったので見に行ってきました。
明日も窯場に行く予定です。