今日の茶室の床の間です。
東風吹散梅梢雪 一夜挽回天下春
とうふうふきさんず ばいしょうのゆき
いちやばんかいす てんかのはる
「東風とは春風の事、即ち春一番の東風が吹きます。梅の梢に残っていた雪
を吹き払い、一夜にして春がやって来たというわけです。しかしこの句は、
ただ春を迎えた喜びを表現しただけではありません。冬の日々を修行時代
に、天下の春を悟りを得た喜びの消息に喩えるのです。雪と氷にとざされ
た厳しい修行の日々。しかし、時節因縁が来て、機が熟して来ます。春一
番の東風が吹けば、一斉に雪や氷がとけて、一輪の梅花が咲き、一夜のう
ちに春になります。煩悩、妄想が吹き払われて、明るい悟りの世界が開け
ます。この辺の消息を、「東風吹き散ず梅梢の雪、一夜挽回す天下の春」
と頌すのです。」
ネットで調べると前に「東風吹散梅梢雪」があることがわかります。
花
花は庭の紅梅、花器は小石原で手に入れていたものです。
コンセントがちよっとじゃまです。
今日は午前中美津島町で用事を済ませ、午後は窯場で象嵌作業をしました。その後、扇形の器をつくるため、たたら板をつくり乾燥させています。明日、適度に乾燥すれば器づくりをします。板のはりあわせ作業になりますが、集中力が必要なので気力がどこまで続くか・・・・。ロクロも回したいし。
窯場は足の踏み場もないほどに作ったものがあふれ友人が来てもイスも出せず気の毒な状況になっています。乾燥がすすめば窯の中に収まり少しはましな状況になります。
明日午前中は窯場、午後は友人と約束があるので外に出かけます。