「梅一輪 いちりんほどのあたたかさ」これは江戸時代松尾芭蕉の弟子服部嵐雪(はっとりらんせつ)が作った句です。今日、我が家で梅が1輪開花しました。この梅は7年くらい前に佐世保で手に入れたもので厳原の家の庭に植えているものです。12月末に蕾のかたい枝を切り取り花瓶に挿していたものが咲いたのです。確実に春が近づいていることがわかります。あとひとつ、フキノトウです。
毎年1月中旬になると探しにいって採集し、みそ汁に少し入れます。子ども達が小さいとき必ず次女が気づき「春が入っとる」と言っていたのを思い出します。
フキノトウはたくさんありますので天ぷらにしたり、ゆでて水にさらしあくをぬいて佃煮にしたり、フキノトウ味噌を作ったりします(I子が)。いつも大量に作って冷凍保存します。ときどきおにぎりの中に入っています。
今日の篆刻は「相見呵々笑」 相見て呵々(かか)と笑うです。
相見呵々笑 I子刻
意味は心の底まで知り合った者同志が、相会して笑い合う。喜び合うということです。